お世話になった教員の方々

日本大学大学院における専任としての職を引いた現在、過去２０年に亘る大学院での美術史教育に携わって来た経験を振り返ると、担当者である木村個人の指導能力には、自ずと限界を認めざるを得なかった。
一方で、それ故にこそ、講師として御出校いただいた多く専門家の御指導の厚さを痛感する次第である。各方面で活躍する卒業生たちからも、日本大学大学院・芸術学研究科において学んだ内容が、どのように高度であったのかを、しばしば耳にする。
　それは、下記の関係諸氏一覧をご覧いただければ、おわかりになるように、その方々が、各分野での高度な業績と、長い教育経験をお持ちであったからである。具体的には、我が国でも、国立・私立大学名誉教授、副学長、学会会長、美術館館長、アートセンター長、あるいは海外でのアカデミー会員、海外主要美術館キュレーター等の要職を経験して来られた方々であった。
　ここに、過去のゼミをご支援いただいた方々の名前を記述しておくことで、卒業生諸氏の成長と学習の過程、そしてゼミの歴史をご理解いただけると考えたい。なお、個々の方々の専門分野についての記述内容は、受講生が学んだ内容を反映させていただいている。
　一方で、現在も、芸術学研究科で教鞭を取っておられる方々も多く、御担当のコマは、科目等履修生として受講が可能な場合もある。
個別の、より正確な講義内容は、造形専攻のホーム・ページにある、各先生方の項目とシラバスをご参照下さい（http://artanddesign.gs-nichigei.net/）。